小さい飲食店の開業資金はいくら?小規模営業の魅力も解説

“店内規模が小さいことで時間帯によっては行列を…”

飲食店を開業するにあたり、「費用が安く済みそう」などといったイメージから、小さい規模での営業を考えている人も多いのではないでしょうか?夜道にひっそりと営業する、人情溢れる小さい飲食店というものに憧れることもあるでしょう。

この記事では、主に小さい飲食店における開業資金について解説していきます。さらに、小規模営業のメリットやデメリットについても紹介するので気になっている人はぜひ参考にしてみてください。

小さい飲食店とは?

まず、小さい飲食店とはどのような規模のことを指すのでしょうか?

人によってイメージが違うものにはなりますが、おおよそ10坪以下の規模が小さい飲食店といえるでしょう。

10坪といえば、約33㎡です。席数でいうと最大でも15席が限界といえるのでしょう。飲食店のコンセプトによって、内装や、客数、従業員の規模も変わるため、参考にしながら考えてみてください。

小さい飲食店にかかる開業資金

では、小さい飲食店であった場合、開業資金はどのくらいかかるのでしょうか?1坪の平均予算として60万円から80万円が相場とされているため、10坪の小さい飲食店であれば、最低で500万円といえるでしょう。

居抜き物件などの利用により、300万円ほどに抑えられたという実例もあります。良い物件に出会えるタイミングがあれば比較的安価で開業が望めます。

居抜き物件

小規模営業の魅力

何かと話題になることが多い小さい飲食店の開業ですが、そのような小規模営業の店舗が人気となる理由とはいったい何なのでしょう?

実は、大きく稼ぐ目的ではなく、趣味の範囲でゆっくりとした営業を考えている人も多くいるようです。

以下の記事では、小規模営業のメリットだけでなく注意点となるデメリットまで詳しく解説していきます。小規模営業だからこその良い部分を理解しその魅力を解剖してみましょう。

小規模営業のメリット

小規模営業のメリットとしては、開業資金や人件費が安く済むことが多く、顧客とのコミュニケーションが密に取りやすいという点が挙げられます。

小さい飲食店の広くない場所を活かし、少ない人数での接客でより濃いコミュニケーションを望むことができるのではないでしょうか。

小さい飲食店

また、店内規模が小さいことで時間帯によっては行列を作ることが可能になります。外から店舗を眺めた際に行列が見受けられれば、繁盛している店であるというイメージを作ることができるでしょう。

このように、小規模営業では少ない費用で細かい盛り上げ演出を叶えることができるといえます。

注意しておきたいデメリット

反対に、小規模営業において特に注意しておきたい点としては、売上の天井が低く、人材の管理によっては店舗の存続が危うくなってしまうことが予想されます。

席数が少ないため、回転率に重点を置かない限り、大きな売上を望むことは厳しいでしょう。濃い接客と時間の提供により、顔を売りやすい反面、客単価は少なくなるといえます。

また、少人数で経営を行う以上、店長などの重要な人が休んだ場合(辞めた場合)、店舗を休まざるを得なくなる場合が出るでしょう。長期間休んでしまうと顧客離れに繋がり、やがて廃業となる可能性もあります。

飲食店閉店

まとめ

小さい飲食店を開業する際の資金やメリットについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

小規模営業をすることによって、比較的安価に開業を望むこともできます。

利益よりも顧客との付き合いを大切にした、心あたたまる接客を目指す人は、小さい飲食店の開業から始めてみてはいかがでしょうか。ぜひこの記事を参考に小さい飲食店の経営を考えてみてください。

今回も最後までご覧いただき有難うございました。