“資金繰りを難しくしているのは…”
資金繰りが難しくて業績が良いのに倒産してしまう建設業は多々あります。
なぜこのように資金繰りが難しいのでしょうか?
今回は建設業界における資金繰りについてまとめてみました。
資金繰りが難しい原因とは?
建設業は一般的に資金繰りが難しいといわれていますが、その理由は現金の流れの特殊性にあります。
建設業では、工事受注の際に材料や外注に関わる費用とその支払いが発生しますが、工事の代金は全ての作業が完了した後に入金されます。
つまり支払いが先行する一方で入金は後と、いわゆるキャッシュフローがスムーズに流れにくい点が資金繰りの難しさの理由に挙げられます。
また、資金調達のハードルの高さや手間も、特に中小企業の経営を難しいものとする理由の1つになっています。
上手く融資を受けることができれば、工事代金の入金に遅れが生じても乗り越えられますが、融資までに時間が掛かったり入金が滞るとなればお手上げですね。
その為、建設業の資金繰りは綱渡り的で、常に余裕がないといえるでしょう。
融資の受け方も原因?
そもそも資金繰りを難しくしているのは、支払いと入金の時間差にあるわけですから、これを解消できれば問題も解決するはずです。
また、建設業は自己資金不足に陥るケースが多く、工事の度に銀行に融資のお願いをする企業も少なくないです。
銀行もビジネスでリスクを検討したり、採算を考えて融資を決める必要がありますから、簡単に貸せない事情というのも分かります。当然ながら審査も不可欠ですし、審査に必要な書類の準備や内容の確認、評価と融資の可否といった流れに時間を要します。
このように、結果として融資の手間が増えたりハードルが上がってしまい、融資を申し込むことすら諦める企業が多かったのがこれまでの現実です。
新しい資金調達方法
しかし近年はオンラインによる融資の登場で、状況が改善していくものと期待されています。
建設業の資金繰り問題に一石を投じる形となっているのがオンライン融資で、即日入金を謳うサービスもあるのが魅力的ですね。
従来との大きな違いは審査に掛かる時間の短縮で、AIの活用による申し込み手続きから融資までの簡略化がポイントだといえます。
オンライン融資の凄いところは、審査に必要な書類が過去の会計データ程度で、決算書を不要としていることです。加えて審査はAIにより自動で進められますから、人の目で確認するよりも早く、しかも正確に完了するのが衝撃的です。
紙の書類は一切不要になっているので、この点も革新的でしょう。
店舗に足を運んだり、対面で申し込みや審査を受けるのは過去の話なので、これからはネットでシンプルに簡潔するオンライン融資が主流になると思われます。
担保や保証人も不要となれば話は早いですし、資金繰りに悩む中小の建設業も安心して工事を受注したり、入金を待てるようになるでしょう。
審査に要する時間はサービスや申し込みの状況に左右されますが、早ければ数十分で審査が始まり当日中に入金となります。こんなスピード感は従来の融資では考えられませんし、365日24時間対応なのも嬉しいところです。
金利については高く設定されているケースもありますが、簡単に申し込めて早く借りられることを思えば、付加価値として十分に許容できるでしょう。
今回も最後までご覧いただき有難うございました。