“運転資金は仕入れや人件費などの…”
事業資金と運転資金の違いってご存知ですか?
今回はそんな事業資金と運転資金の違いについてまとめてみました。
事業を継続するには…
会社経営を行っているときや個人事業を手掛けているとき、もしくは経営を始めようとするときには資金となるものが必要不可欠です。
この資金とは文字通り経営を軌道に乗せて借金をなるべくせずに経営を持続させるために欠かすことができない存在です。
借金をせずに経営を行うことは決して簡単なことではありませんが、仕入れをするときの資金は現在会社もしくは自営業の場合であれば持ち金で賄い回して行くことで借金をせずに事業を自足させることは可能です。
客先からの入金の多くは売掛金といった形で行われることになり、売掛金は数週間から数か月後に現金が入るといったいわゆるお金の権利の一つです。
仮に、今月末に売掛金の一部が入金するといったときその入金後に仕入れを行う、そして仕入れ金を払えば翌月も同じように資金を回しながら事業を進めることができるわけですからその都度融資を受けずに経営を成り立たせることは可能です。
もちろん、受注量が増えることで仕入れも多く必要になり借金をする機会も出て来るわけですが、資金となる体力があれば融資を待たずに会社もしくは持ち金だけで事業を持続させながら成長することは決して不可能なことではないわけです。
事業資金と運転資金の違いは?
ところで、この資金には事業資金や運転資金などの種類があるのですが、その違いについて明確に答えることができるでしょうか?
中には事業資金も運転資金も同じお金、このように考えている人も多いかと思われますが両者には違いがあり、そのときのタイミングで資金そのものの性質が変わります。
「脱サラをして会社経営を始める」もしくは「個人事業主となり事業を始めたい」このような起業のときにはある程度の資金が必要です。会社を立ち上げるときには、資本金や登録免許税など設立登記までに必要な現金やモノなどが欠かせません。
設備資金
機械類や設備など業務の中で利用するものは初期投資に関わるもので設備資金といった分類ができます。
運転資金
運転資金は仕入れや人件費などのように日常的な業務で利用するお金で、水道光熱費・家賃・出張費・通信費なども運転資金に含まれるお金です。
"『季節運転資金』は季節や特定の時期ごとに..."運転資金は企業が事業を行うために必要となる資金の総称であり、例えば商品や材料を仕入れる費用やオフィスの家賃、従業員の人件費などが当てはまります。資金が不足してしまえば支払いが[…]
事業資金
要は、資金を回すものが運転資金になり、事業資金はこの運転資金も含めることができるお金ではあるけれども、主に会社を作るもしくは事業を始めるときに必要になるものが事業資金になるわけです。
事業資金は細かく分けると他にもありますが、今回は運転資金との違いについてまとめました。
事業資金は計画を持って
ところで、会社を作るときには1人でも設立登記ができるようになっり、資本金は1円から可能で1,000万円以下の資本金で設立した場合には3年間の消費税が免除されるなど、他にもいろいろなメリットがあり会社を立ち上げる人は多くなっているようです。
会社を立ち上げるときの事業資金は資本金も含めると高額なものになりますが、資本金は振り込みを行って記帳を済ませればすぐに引き出して事業の中で使うお金で利用すこともできます。
これを覚えておけば事業を始めて資金が足りないといったときなど融資先を見つけるのではなく、必要な金額だけを資本金から調達するやり方もあります。
『事業資金と運転資金の違いは?』・まとめ
事業を経営していくに渡って必要な資金については、細分化すれば他にも多々あります。
資金調達の借り入れをする際に、「〇〇資金として必要」と金融機関に説明ができれば融資の可能性はグッと上がるでしょう。
事業経営者は覚えてをおく事をおすすめします。
今回も最後までご覧いただき有難うございました。