“信用情報がブラックでも借入ができる方法が…”
ブラックリストに載ってしまうと運転資金どころか消費者金融のローンでさえ借り入れが困難になる場合もあります。
ではブラックリストに載った事業主は運転資金をどのように調達すればいいのでしょうか?
今回はブラックでも借り入れすることは可能なのか?についてまとめてみました。
ブラックリストに載ってしまうと…
運転資金を調達するのは、楽なことではありません。
お金を借りるにしても、貸す側の立場として返済の目処が立っていない所には渋って当然ですし、信用がなければ運転資金を集めるのは難しいと言わざるをえません。
特に現在借入等がなければ話は別ですが、いくつも借金を重ねていたり、ブラックと社会的に見られていれば一気に話は難しくなります。
個人信用情報機関に1つでも登録されてしまうと、それはブラックとして扱われてしまいます。
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公庫なら可能性もある?
現在真っ黒だったり、過去にブラックリストに載ってしまってまだ履歴が消えていない人でも、状況さえよければ300万円から500万円程度を日本政策金融公庫から借入できる可能性はあります。
例えば、過去にクレジットカードで買い物をしておいて遅延を繰り返してしまいリストに載ってしまった人でも、直近の1年から2年の間に信用情報に問題がなければ、日本政策金融公庫の融資が通る可能性はゼロではありません。
一方で、個人再生や特定調停自己破産等の債務整理をした人は返済能力が低いと判断されることが多いので、公庫の審査に通るのは難しいです。
過去に債務整理をしているケースでは、個人信用情報機関からブラックの履歴が消えるまで借入を待つか、融資以外で資金調達の方法を検討しなければいけません。
金融機関からお金を借りるのではなく、投資家からの出資等でなら、運転資金を調達をすることができる可能性はあります。
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ファクタリングも可能
信用情報がブラックでも借入ができる方法が、ファクタリングです。
既に事業を始めている人向きのやり方ですが、信用がなくても運転資金を獲得する方法と言えます。
ファクタリングは、取引先の売掛金をファクタリング会社に売却する資金調達方法です。借入ではなくあくまでも債権の売却という形をとるので、信用情報が芳しくなくとも利用をすることができます。
申し込みから最短で即日の入金も可能なので、緊急の運転資金調達にも向いた手段です。ただ、この便利な手法にもデメリットが存在しています。
ファクタリングのデメリットはズバリ、手数料が高いことです。
目安として、手数料は売掛金の10パーセントから20パーセントになるケースが多いです。例えば200万円の売掛金で20パーセントの手数料がかかるケースなら、40万円を引かれることになります。安くは無い出費になるので、それなりのリスクは覚悟しておかなければいけません。
手数料が高くなってしまうため、ファクタリングを繰り返していると長期的な資金繰りは悪化し、事業が再生不能になるケースも散見されます。
特に、1年や2年の間に返済が苦しくなってブラックリストに載ったようなケースなら、ファクタリングで高い手数料を支払うことは必然的に難しいです。
どうしても利用をしたいと考えるときには、1回に抑える方が良いでしょう。
しかし中には、最大でも手数料が10パーセントを下回るような企業もあるため、利用を検討するときにはできるだけ手数料の低いところを探すのも1つの手です。